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1.アフリカはドミネーター
2.ドミネーター?
3.HONDAのON/OFFツアラー
4.旅の用意
5.改造は最小限で
文・松井 勉 |
1.アフリカはドミネーター
北米大陸、オーストラリア大陸に続く五大陸行三番目の大陸、アフリカ。そのスタートを2月に控え、準備もいよいよ本格化してきた。
そのコースは別項にあるとおり、スペインから地中海を渡り、大陸西側を覆うサハラ砂漠の縁をなぞるように大西洋側を南下。そして中央アフリカを空路で越え、ケニアへ。そこから南下し、赤道を越え、冬を迎えたケープタウンへと至る道程、約35000km。その期間は出発から100日を越える。
行程はミシュランの地図からメインルートを選んでいるものの、そのメインルートでさえエクスペディションの様相を見せることが珍しくないアフリカ。
それだけに、バイクに求められる要求も少なくない。
道を選ばず快適に走れ、地平線まで続く舗装路を走り続けるときも鼻歌が出るほど余裕があり、燃費も良く、メンテナンスも楽に出来るバイク・・・・。
そんな条件を煎じ詰めた結果、選ばれたのがホンダNX650ドミネーターである。
北米大陸を走ったアフリカツイン、オーストラリア仕様のNX650ドミネーターに続き、五大陸に出かけるバイクはこれで3台目。
オーストラリアと同じ機種になるが、今回のバイクは、イギリスで購入する予定だ。
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