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ニンガン →シルバートン
→バロッサバレー(500km) |
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午前4時30分、ワールドカップ決勝戦。
ブラジルいいところなし。早起きして損した。
ブロークンヒルから22kmの孤立した集落、シルバートンに立ち寄る。
「マッドマックス」始め、様々な映画やCFが撮影された場所である。
57歳の女主人と、ビールを飲むインコのいるカフェで豆スープとガーリックブレッドの朝食。
日本からも<チャゲ&飛鳥>が来てビデオクリップを撮影したという。
下らんことに金を使う前に、歌そのものをどうにかしたらどうだ。頭悪そうだもんな、あの2人。女主人にそう言ったら、彼女も納得した顔をしていた。
日本の芸能人が外国で何やらしたという話を聞くと、それだけで居心地が悪くなる。ホント、馬鹿は領海外に出ないで欲しい。
赤土の大地を切り裂いて地平線まで延びる道。大地の赤、空の青、そして銀色に光る道‥‥。
すべてが止まった広がりの只中を、130km/h で吹っ飛ばす。
午後6時。暗くなってオーストラリアワインの名産地、バッロサバレーへ。
再び木々が目立ち、道は黒い影となって迫る丘陵を縫ってゆく。冷えてきた風の中に、果物の饐えた甘い匂いが混じる。
