オーストラリア大陸1周行 Gear impression   Back  
           
       
               
  キャンプ用品

2.最高に便利な1品

ぼくらの使っている「フェルカド テディライト」というテントは、いわゆるプロスペックのテントではないスタンダードな物だが、大風や滝のような雨に見舞われた西オーストラリアの砂漠でも、全く問題なく快適に寝ることができた。
本体とフライの接続もバックルによるクイックリリース方式なので設営、撤収もすばやく出来る。 移動を繰り返す旅ではこういった機能が非常に役立つのだ。収納時はもちろんコンパクトになる。

シュラフは「カリストバッグ800」というスリーシーズン用。 これに「フィールドドリーム サーモナップブランケット」と 「スーパープロテインシュラフカバーワイド」を組み合わせて使用している。
この3つがあればよほどの寒さでない限りどこでもいける。
特にシュラフカバーは秀逸で、後半の暖かい夜などはブランケットとカバーだけでテントも張らず、満点の星空を眺めながらの最高の夜を過ごすことができた。
もちろんそれはカバー自体の高い結露抑制性があってのことなのだ。
もしシュラフの購入を考えているのなら、予算の許す限りカバーもセットで入手することをすすめたい。
価値は十二分にある。

露対策としてなくてはならないタープも有効面積の広いヘキサタイプを使用。
しかし、今回なにより感動したのが、「ドームシェルター オルバンズ」なる全面メッシュのスクリーンシェルターだ。
見た目は大型のテントだが、グランドシートがない。つまりコイツを上からかぶせればどこでも「タープ付き虫よらずリビングルーム」ができるのだ。
雨が降ってきたらフラップを降ろせばいいし、ブルーシートの上にかぶせれば8畳の広さを持つテントにもなる。
使い方次第でなんにでもなる最高に便利な1品だ。

 
 

1.非日常を楽しむために
2.最高に便利な1品

文・宮崎雄司