オーストラリア大陸1周行 Gear impression   Back  
           
       
               
  トランシーバー

2.RT−212

僕らがオーストラリア行で使用したのは、ケテル製「RT−212」というオートバイ専用トランシーバー。
VHF帯144MHzの200チャンネルを整備、音声による自動送受信ができるVOXや搭乗者同士で会話が出来るインターホン機能(別売りのケーブルが必要)、またウォークマン等をMIXして同時に使えるAux端子も備えるなど、至れり尽くせりの製品だ。

耐震性、耐久性に関してもワンオフで製作したBOXに入れ、リアキャリアに搭載(休憩や宿泊時の盗難防止の為に、電源用とアンテナの配線を一部加工し、10秒もあれば脱着可能)しての使用となった今回の旅でも全くのノートラブル。
ノイズ対策も万全で、ケテルウィンドノイズキャンセラーマイクを併用(スピーカーとマイクはヘルメット内に装着し、どんな状況でも快適に交信できるようボリュームつまみも整備)すれば風切り音等も気にせずに明瞭なな交信ができるのだ。

今回特に重宝したのがVOX機能。
悪路走行時などライディングに集中したい時に、ハンドルの送受信スイッチを押すことなく交信できるのは非常にありがたい。
ただし声を出してから送信まで若干のタイムラグがあるため、最初の言葉が聞き取りづらく、「@#〜して下さい」「&%〜がいるよ、あそこ!」など受け手側が「????」となる場面も少なくない。
だからこの機能を上手く使うには、まず短い言葉を発してから(「あー」でも「えー」でもなんでもいいんだけど)本題にはいると 上手くいく。
とはいっても意識しなくても、ブラインドの先にラクダが現れたり、砂丘のてっぺんで対向車と対面したりと驚きや感動の際には、必然的に声が出てしまうんだけど・・・。(キャニング・ストック・ルートで実証済み)

もし少しでも興味があるのなら、株式会社ケテルのホームページをご覧になるか、店頭で実際に手にとってみてほしい。
いつものツーリングがひと味もふた味もちがう、ぐっと楽しいものになること請け合い。

 
 

1.なぜ無線が必要なのか
2.RTー212


補足:
RT-212 (KT-212)は、2004年に生産終了しました。

             
終わり