オーストラリア大陸1周         Next
   
 
     
計画概要

時期:1998年7月〜8月(46日間)
走行距離:12,670キロ
メンバー:7名
バイク:HONDAドミネーター(650cc)
サポートカー:トヨタ・ランドクルーザー


1997年6月7日、北極海プルドー湾にへばりつくデッドホースの町を後にした<北米大陸1周の旅>は、33000kmの轍を大地に残して110日後に無事終結した。風に身を晒して這い進んでこその発見と出会いがいくつもあり、旅の伴侶としてバイクの存在価値を改めて思い知らされる日々だった。

あっという間に、それから1年が経った。
<5大陸走破行>の第2次計画は、<オーストラリア大陸1周行〜アウトバック15000kmの旅>である。
時期は、南半球が冬の7、8月。国土の70%が荒涼たる砂漠の、そのまさに真っ只中を貫くストック・ルートを繋いでのサバイバル・ツーリングとなる。荒ぶる無人の大地を行くという点では、五大陸中、最もサバイバルな旅となるだろう。

厳しい時代は続いている。
夢を形にするのは、今、正直言ってかなり厳しい。
企業も人も、生き残るのに必死で夢など見ている余裕はない、というのが正直なところだろう。
だからこそ、と私は思う。
もっと世界と出会いたい、もっと人間のことを知りたい−−この想いが、私の<旅>の動機のすべてであり、夢の核心でもある。
青臭い想いかもしれないが、私はこれを押さえ込むことができない。
だから、困難な状況ではあるけれど、数少ない理解者と共に<5大陸走破行>を続けてゆく。

1998年 戸井十月