ユーラシア大陸横断行     Back Next
           
       
               
  旅日記
7/24
リュブリャナ → クロアチア入国 → サモバル
晴れ

 

リュブリャナから110キロ走ってクロアチアの国境へ。
スロベニアは四国ほどの大きさだから、ちょっと走ると抜けてしまう。

国境で、グリーンカードと呼ばれる車両保険の件で足止め。
私達がスペインで加入した保険はヨーロッパ全域をカバーしているはずだったが、ユーロ圏に入っていない旧ユーゴ諸国では通用しないとのこと。さらには、トルコもイランも駄目と分かり、この先越境の度に新しい保険に加入しないと前へ進めないことが判明する。マドリードの保険会社のおばさんは何の問題もないと言っていたのに、いい加減なものである。

クロアチアの国境警察官、始めははなにを言っているのか分からず警戒したが、これが実はとてもいいお巡りたち。その日は土曜で、国境で保険加入手続きは休み。普通なら月曜まで足止めを喰らうところだが、おまえたちはグッドガイだからと、保険会社のスタッフを20キロ離れた首都、ザグレブからわざわざ呼んでくれた。

バイクでやって来た親父がまたいい男で、手続きをテキパキとすすめてくれる。アフリカや南米では考えられないホスピタリテイーである。

さらには件の警官、自分のポケットマネーでコーヒーまで奢ってくれた。我々がよほど憐れに見えたのかしら。トルコの方からドラッグや武器をヨーロッパに運び込もうとするスマグラーが多いそうだ。気がつけば、我々はヨーロッパとアジアが交錯する地域に入りつつあった。

首都手前の町、サモバルでステテコ爺さんがフロントに座る宿に入り、公園での小さなイベントを見物に出かける。
この地方の伝統的な暮らしを再現するような催し物で、老若男女が実に楽しそうだし、誇りをもって我々に色々説明してくれる。
中世と現代がバランスよく共存していて、自分の人生を愛し、矜恃をもって暮らしている空気が心地いい。
いっぺんにクロアチアという国が好きになった。

スロベニア
きれいな観光名所より、少しばかり込み入った裏道や何もない砂漠の方が似合うのは
誰の目にも明らかですね(笑)

 

 
 

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Photo&Caption
Yuji Miyazaki

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