8/1 |
オーヒッド湖畔 → ギリシャ入国 → テッサロニキ |
|
昭和の江ノ島のような賑わいの湖を後に、ギリシャへ。
途中、山間の小さな村の市場を覗く。
野菜、果物、香辛料や日用雑貨を扱う露天が、灼けるような陽射しの下に並んでいる。年寄り達が元気だ。中には、ビールを飲め飲めとうるさいおっさん達もいる。マケドニアの人々は人なつこく、ホスピタリィーに溢れているなどとガイドブックには書かれているが、その手の情報が正しいこともたまにはあるらしい。なにしろ、この村の人々のウィットに富んでいて優しくて愉快なこと。私の大好きな映画、「ローカルヒーロー」の村人達を思い出した。
|
|
市場で出会ったマケドニアのレッツゴー3匹
仕事そっちのけでもう飲みまくりです
あ、オヤジ、フォーク危ないってば! |
ライディングウェアのまま歩いてみるには
ちょうどいい規模の市場
キャラのたった人も多く飽きません |
国境で初めて荷物を見られてギリシャに入った途端、道は単調な大平原へ突入。空気は乾ききっていて、太陽は容赦なく照りつける。風景が単調だから、余計暑さが堪える。この旅で最も暑く、最も見るべきもののない道。まるで、アメリカ西部のフリーウエイのようだ。
途中、兄弟のやっている移動サンドイッチ屋で昼飯。うだうだしている弟、私達の旅をなにを勘違いしてか、「セルビアとチェコの女が最高だぜ」だと。人はいいんだろうけど、ちょっと頭悪そう。
照り返しのきつい道を200キロ走って、ギリシャ第二の町、テッサロニキへ。陽に灼かれた町は人影もなく死んだよう。
上田が歩き回り、ようやく見つけた一泊60ユーロの宿。
エーゲ海に陽が沈むのを待って、外へ。鰯の塩焼き、蛸のボイル、魚のとまとスープ煮込み、豚の塩焼き、どれも旨い。ウゾウという名のスピリッツのアニス割りで腹を締めて、今日の疲れを酔いで誤魔化す。体に昼間の熱が籠もっている。クーラー、つけ放しで爆睡。
|
ギリシャに入ってまた気温がドンと上がった
路面からの熱もプラスされてまるで蒸し焼き状態で走っているようだ |