ユーラシア大陸横断行     Back Next
           
       
               
  旅日記
9/7
アンディション → キルギス入国 → ジャララバッド
晴れ

 

アンディションから少し走ってキルギス国境へ。
ウズベキもキルギスも、国境の木っ端役人や頭の悪そうな兵隊共が相変わらずチンタラやっていて、出るのに1時間半、入るのに2時間半かかった。
我々は、いつも辺境の国境で暇を持て余している貴奴らの格好の餌食になるわけである。腹も立つし、イライラもするが、ジッと我慢してゲートが上げられるのを待つしかない。

キルギスに入ると動物が増え、大自然の広がりと深さが益々重量感をもって迫ってくる。
アップダウンを繰り返す道の遙か彼方から、雪山の連なりが蜃気楼のようにうっすら現れてきた。
目指す、天山山脈の始まりである。

途中、検問で止まらなかったと難癖つけられ、ゴロツキお巡りに200$取られる。全く意味のない、そして痛い出費だ。

サポートカーの問題で警察官に賄賂200ドル!をもぎ取られた直後のカット
「金がない時にまったくよ」と遠くを見つめる戸井・・・申し訳ありませんです
キルギスのいやらしい警官には腹がたつが、この美しい景観には癒されるんです(うまい!?)

着いた町、ジャララバッドで見つけた宿、一泊50$。 こんな町にしては高いが、他にないのだから仕方ない。
夜になるとうすら寒い。早く冬物が届いてほしい。

気がつけば、この旅初っぱなの、B級グルメ観光のような日々から随分旅の様相が変わってきた。 自然も気候も食べ物も人々の表情も何もかもが厳しくなってきている。
この先、それらはもっと過酷になっていくだろう。旅も、アドベンチャー的要素が強くなるに違いない。半分楽しみだが、半分は不安。

とりあえず、天山の3800mの峠を越えねば・・・・。

 

 
 

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Photo&Caption
Yuji Miyazaki

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