左手に延々と続いていた天山山脈が次第に消え、代わりに祁連(きれん)山脈が右手から迫ってきた。
その間に広がる茫漠たるゴビの大地を断ち割ってどこまでも延びていく一本の道。
我々は今、かつて様々な民族が行き交ったシルクロードのメインルート、「可西回廊」の只中を東にひた走っている。
途中、星星峡で新疆から甘粛省に入る。
その途端、携帯が使えるようになったが、「これってどうなっているの?」なんて言ってたら、マコトが、「結局、国家権力がやる気になれば何でも出来るってことだよね」とのたまう。
確かにそういうことなんだよな。特に、中国のような国では・・・。
トンコウはよく整備された観光の町。まるで、少し前の原宿である。
皆で夜市に出かけ、ギョウザ、辛い砂鍋、四川の麺などをがっつく。
もうすっかり漢人の世界で、ウイグル人の姿はない。
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ひとっこ一人いない荒野で三人揃って記念撮影
気持ちいいんです、ホントに |
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毎朝恒例のハミウリ休憩
CR-Vのボンネットに並べれた甘いウリは水分補給にもぴったり |