ユーラシア大陸横断行     Back Next
           
       
               
  旅日記
10/6
ザミンウード → サインシャンド
晴れ

 

中国国境から、首都、ウランバートルまでを結ぶ唯一のルートだから当然舗装路だろうという甘い予想は見事に裏切られ、町外れからいきなりダートロードが始まった。しかも入り口が中々分からず、唸りながら牛歩の如く進む大型トラックの砂煙を頼りに走るといった心細さ。
地平線まで続くのは、かなり本格的なオフロード。1995年にモンゴル内陸部をループ状に駆け抜けるラリーに参加したことがあるが(3日目に怪我でリタイアー)、その時にも散々走らされた、砂混じりの土と石ころだらけのオフロードである。まさか、一国を縦断するメインルートがこの状態とは。日本で言えば、東北自動車道、東名、中央高速に当たる道がである。侮るなかれモンゴル。しかし、私達以外、だーれもいないから気分は天まで昇る。

気温は低いが、オフロード走行だから体は汗ばむ。殆どスタンディングで走り続けるのは、キルギスタンの山間部と雪のトルガルト越え以来だ。オフロード走行はスリルもあって爽快だが、やはり100キロ以上続くと腰や膝が軋み始める。格好良く走ろうと思っても、悔しいが歳は隠せない。
ルートを示してくれるのは、北京からウランバートルまで続く鉄道と、地平線の彼方まで延々と続く送電塔。この二つから離れないように気をつけながら、ひたすら北に向かって走る。

途中、モンゴル人が旅の無事を祈って酒や金を捧げる道標、「オボー」に立ち寄ったり、変なおやじのゲルで塩入りのチャイをご馳走になったりしながら、サインシャンドに着いたのが日没の午後7時。
220キロに9時間かかったことになるから、やはり車連れのオフロード走行は距離が稼げない。しかし、久し振りに冒険的な一日だった。腰と肩は、パンパンに張って痛いけど・・・。

大平原の中で風に吹かれるサインシャンドは思ったよりちゃんとした町で、1泊30$の宿は暖房もあるしお湯も出る。
宿の向かいの食堂で、ガニシュという名の、ビーフストロガノフみたいな夕食。考えてみれば、ほぼ一ヵ月振りの洋食。何でも油で炒めてしまう中華料理は、しばらく勘弁と腹が訴えている。

モンゴルの道を走っているとよく見かけるのが、この「オボー」と呼ばれる石詰み道祖神
石を投げ入れながら右周りに回って安全を祈願する
手もかじかむ早朝だというのにビリヤードを楽しむモンゴルの人々。そんなに人気があるんですかね、というよりなんで屋外?
  「お茶を飲んで行きなさい」と工事関係者に誘われて入ったゲル。実に雰囲気があるが最後は「金をくれ」の連発でした(笑)

 

 
 

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Photo&Caption
Yuji Miyazaki

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