午後1時半。リマに無事到着。体は重く、頭はボーッとしている。飛行機での疲れは嫌な疲れだ。
初めて南米を旅した1985年以来のつき合い、島健造さんのオフィスで仕事する具志堅勝、五十川(いそがわ)、ルーチョ・マケーラたちが出迎えてくれる。

リマ旧市街
インディオ系の税関のオバサンが、見たことのない私の私物(ナイフやライトやカメラやパソコン等々)に難クセをつけて手間取る。撮影機材も含め、必要な手続きはすべてやっているし、書類も揃っている。しかし、末端の小役人が手続きや書類のこと自体を知らないことが第三世界では多い。そして、末端の弱者ほど、さらに弱者をいじめようとする。これはアメリカも同じこと。特にプアーブラックのやり方がひどい。
空港を出て、私と宮崎は具志堅と共にその足で運送会社のオフィスへ。
日本から送ったバイクと車を取り出すのがリマでの大仕事。それをやらないと旅が始まらない。だから、少しでも手続きを進めておく。

リマ市街