朝、うそ寒い海辺を散歩。潜り漁の男2人と話する。素潜りで40m潜って魚を突くそうだ。 日本にも海はあるかと訊くから、日本は島国だから海だらけだと言うと、なら稼ぎに行くかと笑う。
海に生きる男たちはいい。こいつら、この海で生きて、そして死んでゆくのだろうな。

カバーニャの朝日
昼食後、走り始めようとしたら前輪がパンク。宮崎、スタンドの隅を借りてタイヤ交換。
ラ・セレナの町が近づくと、荒涼たる砂と岩の世界から緑の世界に変わってゆく。巨大なアタカマ砂漠がやっと終わり、チリ中部の沃野が始まったのだ。空気も心なしか甘い。
夜は町を散策。ラ・セレナは、海辺のリゾートでもある立派な町。公園では男たちがテーブルチェスに興じ、レストランにはサッカー中継目当ての客が集まる。
丁度、南米クラブリーグ戦の、チリのクラブvsアルゼンチンのクラブの試合をやっていた。
チリ人も無類のサッカー好きだが、他の国ほどバカ騒ぎはしない。もちろん来年のワールドカップに出ることは誰もが信じている。サラス・サモラノ以降のチリはどれ位強いのだろう。
ラ・セレナの夕景