南米大陸1周     Back Next
           
       
               
  旅日記
5/24
ペリト・モレノ→
トレス・ラゴス(550km)

 午後9時。東の空がまっ赤に燃えて一日が始まる。
 マイナス4℃。空気は切れるように冷たく、東のウィンドウはまっ白に凍って路面も凍結している。
 朝食後、太陽がもう少し昇るのを待って出発。


凍てつくパタゴニア・・・

 午後6時。目的地まで60kmを残して日没。気がつけば、あたり一面雪だ。知らぬ間に標高が上がってきたらしい。そして遂に、道の上にも雪と氷が現れ始めた。車の後ろに回り、その轍の上をなぞりながらソロソロ、バリバリと、タイヤが氷を割る音が聞こえる。雪の上ではタイヤが滑る。緊張で体が硬くなる。宮崎も力が入っているはずだ。これ以上続いたら駄目だなと思い始めた時、道が緩やかに下り始めた。
 闇の中に、淋しそうだが暖かい集落の灯が見えた。人気のない集落の隅で、子供たちがテニスをしている。今までの緊張が糸が切れたようになる。

 寒い部屋で毛布を体に巻き、これから先の旅程について考える。大陸南端までは、まだ500km近くある。そのうえ、もう一度アンデスを越えてチリに入らねばならない。どうしよう・・・。

 
 

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旅チャンネル・南米サイト

Photos by Y. Miyazaki

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