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パライソ・ド・トカンチンス→
ドン・エリセウ(750km) |
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ゴイアス州を抜けて道も良くなってきたし、今日は走り続けて距離を稼がねばならない。
ココナッツを食べまくる
緑の海のような熱帯雨林を分けて、どこまでも続く道。旅の友はトラック・ドライバーたち。
目の前に巨大なトラックの尻があると前方が見えないが、追い越しのタイミングはドライバーたちがウィンカーで教えてくれる。左のウィンカーを点滅させた時は対向車が来るから待ての合図。右のウィンカーの時は追い越して大丈夫の合図。
ドライバーの合図に従ってスロットルを開け、ホーンを鳴らし、手を挙げてトラックを追い越す。見上げるような席に座った半裸のドライバーも手を挙げ、ホーンを鳴らして応える。短いホーンが、「いい旅を」と言っているように聞こえる。
男二人のコンビもいる、夫婦や恋人同士で走っているドライバーたちもいる。
道の上を、いくつもの人生が駆け抜けてゆく。
HONDA MDXを珍しそうに覗き込む少年