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船上→マカパ
→カウソエーネ(380km) |
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午前10時、マカパ着。トラックの群が次々に降り、最後に私たちが降りる。港と呼べるような場所ではない。赤土の広場を緑の原が囲んでいるだけの、殺風景な風景。
近くの食堂でコーヒーを飲み、道の状態を聞いてから出発。意外にも、始めの250kmは舗装されていて快調に走る。
殆ど赤道直下。暑さと湿気で汗がしたたり落ちる。
鬱蒼として迫る緑を分けて、赤い泥の道がうねりながら延びてゆく。やがて、道に穴が目立ち始めた。穴には水が溜まり、時には大きな池のようになっている所もある。アマゾン流域は乾期のはずなのに、まだ雨が続いているらしい。と思う間もなく、スコールがやって来た。
水溜まりに突っ込み、ぬかるみに足を取られ、腐った木の橋を何本も渡る。上からの雨と下からの泥水で全身濡れ鼠だ。

スコールでぬかるんだ道をひた走る
午後5時。
人口5000人の村、カウソエーネに着く。
仏領ギアナとの国境の町、オイアポケまでの220kmは、今日より悪路だという。雨が降らなければいいのだが・・・。