陽が昇るのを待って出発。パタゴニア以来の厳寒用ウエアーで身を固めるが、それでも走っていると冷気が染み込んできて寒い。川は凍っている。
富士山頂とほぼ々標高の台地、アルティプラノを時速100kmで飛ばす。
凍った川
午後1時、チリ入国。太平洋を望む港町、アリカまで190km。始めは巨大な岩石台地の間を下り、気がつけば巨大な砂丘群を縫って道は逆落としに下ってゆく。再びアタカマ砂漠に戻ってきたのだ。およそ100kmで、標高は4500mから海抜0mへ。
一気に駆け下りる
目の前に荒れる太平洋を望むホテル、2人1部屋55$。シーズンオフのうら淋しいホテルだが、レストランはしっかりしている。
魚のセビーチェと海産物スープがおいしい。それに、本当に久し振りなチリワイン。
空気が濃いことの、なんと体に楽なことか。ワインも旨いし、タバコも旨い。空気や水によって生かされていることを、こういう時に改めて実感する。
それにしても、アンデスは苛酷な土地だ。